有効指標か?「ボラティリティ」 ー投資戦略ー

 こんにちは。KING-株です。
 今日は「ボラティリティ」について検証してみました。とても便利な指標で、傾向が分かっていれば裁量トレード、システムトレード等、投資の判断材料に使えそうです。

 そもそも「ボラティリティ」とは何なのでしょうか?相場のニュースや解説で「ボラティリティが高い」とか「ボラティリティが低い」と言う言葉を聞いたことがないでしょうか? 一言で言い換えますと「ボラティリティ」とは「値動き」です。「ボラティリティが高い」とは「値動きが大きい」と意味になりますし、「ボラティリティが低い」とは「値動きが小さい」と理解しておけば大丈夫です。難しい計算式など覚える必要はありません。
 「ボラティリティ」の指標としては、「標準偏差ボラティリティ」が一般的かと思います。他には「株価変動率」や「ボリンジャーバンドの幅」などで見ることができます。どの指標も値動きが大きくなるほど数値が大きくなるように設定されています。

 何度も言いますが、「ボラティリティが高い」と言う事は「値動きが大きい」と言う事です。ボラティリティが高い銘柄に投資をした場合、思ったように価格が上昇すれば大きなリターンとなりますが、反対に下落した場合には大きな損失となる「ハイリスク、ハイリターン」の一面があることは覚えておきましょう。

 このボラティリティ指標の使い方ですが、決してメインで使う指標ではありません。自分の使っている売買ルールにプラスし、補助的な役割で使うことで効果を発揮します。それを今回はある順張りルールを使って検証していきたいと思います。


 こちらの資産曲線は順張りブレイクアウト戦略の検証結果になります。ある一定期間の高値を更新したタイミングで買い付けるという売買ルールです。勝率38.20%、平均損益は1.31%です。下落期間もありますが、資産曲線は右肩上がりですのでそこそこ有効性のある売買ルールです。この売買ルールに「ボラティリティ」のルールを付け加えて検証します。
 私が検証した結果、順張り投資にはボラティリティが低い銘柄の方が向いているという傾向が見られましたので、売買ルールにはボラティリティの低い数値を設定しました。それが次の検証結果になります。


 


 どうでしょうか?全体的に資産曲線が滑らかになり、下落幅も小さくなりました。勝率42.37%、平均損益2.45%とかなり改善されています。順張りにはボラティリティの低い銘柄の方が成績が良い事が確認できました。
 反対にボラティリティが高い銘柄に投資した場合の検証結果は次に表示します。


 どうでしょうか?明らかに検証結果に差がでました。ボラティリティの高い銘柄は株価が下落しやすくなる傾向があるようです。
 この検証結果を踏まえますと、順張り戦略ではボラティリティの低い銘柄に投資し、ボラティリティが高くなってきたタイミングが手仕舞いする時となります。またボラティリティの高い銘柄は空売りするなどの逆張り戦略のヒントになるかもしれません。
 裁量トレードで株を売買する時、ボラティリティ指標の確認をすることで投資判断につながるかもしれません。


   まとめ

 ・「ボラティリティ」はメインの指標ではなく、補助的に使う。
 ・順張り戦略にはボラティリティの低い銘柄が有効。
 ・逆張り戦略にはボラティリティの高い銘柄が有効。
 ・ボラティリティの高い銘柄はハイリスク、ハイリターン。


 以上が検証結果となります。皆様の投資戦略、売買ルール作りの参考にして頂ければと思います。

Follow me!