逆張り 日経平均乖離率 -投資戦略ー

 ある投資情報サイトで気になる記事を発見!
 その内容は、「ここ数日、日経平均は好調。25日移動平均乖離率はプラス5%を超え過熱感が出ており、株価の下落に注意してください。」と言う記事でした。
 「なるほど、なるほど。」システムトレーダーとしては興味深い記事。
 これが有効だとすると、「利益確定のタイミングや空売りのタイミングとして使えるのでは?」と思いましたので検証してみましょう。

 
 利益確定の検証となりますと、仕掛けの売買ルールが必要となりますので今回は、空売りを仕掛ける検証を行います。
 空売りが有効となると、株価は下がりやすいという事なので、利益確定のタイミングとしても有効となります。
 検証ルールは
 日経平均株価の終値が、25日移動平均線との乖離率5%以上になった時、翌日に日経225採用銘柄の全銘柄を成行で空売りを仕掛け、1週間後に決済。
 として検証します。


 検証結果は右肩下がり。
 有効性はありませんでした。
 日経平均株価が25日移動平均線を5%以上乖離しても、株価が下がりやすいわけではない見たいです。

 せっかくですので、もう少し検証してみましょう。
 次は移動平均乖離率を5%以上から7.5%以上に変更して検証してみます。

 少しは改善されたようですが、運用するにはほど遠い検証結果です。
 続いて、移動平均乖離率を7.5%以上から10%以上に変更して検証してみます。

 成績改善されましたが、サンプル数が少なすぎるため信用性に欠けますね。
 これでは実運用できません。

 この検証結果から、「日経平均株価が25日移動平均線を大きく乖離したとしても、株価が下がりやすくなるわけではない。」
 という事が分かりました。
 利益確定のタイミングは難しいですね。

 では反対に日経平均株価が25日移動平均線をマイナス乖離した場合どうでしょうか?
 検証ルール
 日経平均株価の終値が25日移動平均線との乖離率マイナス5%以下になった時、翌日に日経225採用銘柄の全銘柄を成行で買い付け、1週間後に決済。
 という売買ルールで検証してみます。

 成績は右肩上がりで損益はプラスとなっていますが、実運用できる結果ではありませんね。
 では売買ルールをもう少し厳しくしてみます。
 移動平均乖離率をマイナス5%からマイナス7%に変更して検証してみます。

 どうでしょうか?
 成績は右肩上がりになっており、深堀する価値はありそうです。
 25日移動平均線からの乖離率がマイナス7%を超えてきますと、株価は反発しやすくなってきます。

 今回、日経平均株価と25日移動平均線の乖離率を使って検証してみました。
 乖離率がプラスに乖離した場合には、逆張りの目安にはなりませんでした。
 利益確定や空売りのタイミングは日経平均株価ではなく、個別株に注目する方が良いのかもしれません。
 反対に乖離率がマイナスに乖離した場合には逆張りする目安の1つになりそうです。
 逆張りの売買ルール作りに参考にしてもらえればと思います。

Follow me!