「超大型株」について、とことん検証してみた結果… -株価傾向ー

 こんにちは。KING-株です。
 今回は「超大型の検証」というテーマで、システムトレードに入っている過去の株価データを使いまして、とことん検証してみました。その結果、いろいろな株価傾向が分かりましたのでブログにまとめたいと思います。
 まずは「超大型株」の定義を考えなくてはいけません。大型株を定義するには、時価総額○○円以上とか、売買代金○○円以上といった売買ルール設定が一般的ですが、今回は検証時間の短縮と、大まかな株価傾向を調べたいという事が目的ですので、検証に使用する「銘柄」を選んで検証に使いました。
 検証に使う銘柄は「超大型株」という事ですので、「TOPIX Core30」に構成されている銘柄を選びました。
 「TOPIX Core30」は東京証券取引所の東証第一部全銘柄のうち、時価総額、流動性の特に高い30銘柄で構成された株価指数ですので、ここに採用されている銘柄は間違いなく「超大型株」となるでしょう。今回はこの30銘柄を使って検証していきます。
 検証する条件式につきましても株価傾向を知るという事を目的に検証しますので、非常にシンプルな条件式で検証します。

 まずは「順張り」の検証です。
 「順張り」の定番と言えば、「ブレイクアウト戦略」です。「過去○○日の高値を更新したら買い」のような戦略です。「過去○○日」の数字を変えての検証していきたいと思います。
 過去20日、60日、120日、250日、500日、と検証してみました。傾向としては「○○日」の数字が大きくなるにつれて成績は良くなる傾向です。ですがさすがに「過去500日」となりますと、売買回数そのものが減ってしまい合計利益が少なくなってしまいます。私的には、過去120日、過去250日、あたりが最適だと思いました。過去250日と言いますと、「年初来高値更新」にあたり、注目されてくる頃合いですので売買するには良いタイミングではないでしょうか。
 
 こちらが「過去120日」の資産曲線

  
 次に「過去250日」の資産曲線


 どちらも勝率40%前後で、平均利益15%、平均保有日数が70日と長めになっています。
 さらに利益確定や損切のタイミング、下落相場での売買など条件を加えることで成績改善が見られると思います。

 このほか、ローソク足や、テクニカル指標を使った「順張り戦略」、「短期順張り」等検証しましたが、良い戦略を見つけることが出来ていません。
 反対に「順張り空売り」についても検証しましたが、良い結果はありません。
 「超大型株」は「順張り」には向いていない傾向がありそうです。

 続いて「逆張り」を検証してみます。

 結論から申し上げますと超大型株の逆張りは超優秀です。超大型株は日本を代表する銘柄であり、大勢の人に注目されています。また世界中の投資家や機関投資家も集まる銘柄ですので、株価が下がると買いが集まり、逆に株価が騰がると売られる傾向にあります。
 逆張りトレードで重要なのはエントリーのタイミングです。反発しやすいタイミングを検証していきましょう。



 


 まずはこちらの資産曲線。株価が「急落」したタイミングでの買い付けです。条件式は前日比5%以上の下落としました。当日の終値が前日の終値に比べて5%以上下落した時、翌日買い付けを行います。勝率も70%近くあり右肩上がりの資産曲線ですので有効なタイミングと言えるでしょう。
 このほか、前日比10%以上の下落時も検証してみました。結果、成績は良く右肩上がりの資産曲線でしたが、売買回数がかなり減少してしまいますので使うかどうかは自分の好み次第となります。



 続いてこちら。 「順張り」時の条件式に使いました「ブレイクアウト」を使っての検証です。
 終値が過去250日の最安値を更新した時に買い付けを行います。つまり、終値が年初来安値を更新した時、次の日に買い付けるという売買ルールです。売買回数は少なめですが、こちらも勝率70%、資産曲線も右肩上がりです。
 今回は過去250日の最安値で検証しましたが、過去○○日の数字を変えて検証してもそれなりの結果が出ると思います。自分の好みのタイミングで検証してみても良いでしょう。



 「超大型株」はテクニカル指標を使っても成績が良かったです。
 こちらの資産曲線はテクニカル指標の「RSI」を使っての検証結果です。
 「RSI」の数値が25%以下で買い付け、50%以上で売りとしました。イメージ的には株価が一時的に割安になったタイミングで買い付け、適正価格に戻ったら売るといったイメージです。思った以上にきれいな資産曲線となり有効な指標ではないでしょうか。
 超大型株にはオシレーター系のテクニカル指標と相性が良いようです。
 



 「デイトレ戦略」はもちろん有効性ありの傾向です。
 これも株価が騰がれば売り、下がれば買い、の「逆張り」をベースにしたデイトレ戦略となります。
 上の資産曲線が「デイトレ買い」。下の資産曲線が「デイトレ空売り」の戦略となります。


  まとめ
 「超大型株」の検証結果をまとめてみますと
 ・「超大型株」は「逆張り」戦略が超優秀。
 ・急落した銘柄やテクニカル指標を使ってタイミングをとると良い傾向。
 ・オシレーター系のテクニカル指標と相性が良い。
 ・「順張り」も良い傾向はあるが、下落相場に注意。
 ・「順張り空売り」の有効性は確認できない。

 という結果となりました。要するに「逆張り」がいいですよ!という事でしたね。(笑)

 いかがでしたでしょうか。ざっくりとした株価傾向であり、まだまだたくさんの検証パターンや戦略があるかと思いますし、検証の条件しだいでは「順張り空売り戦略」も上手くいくかもしれません。
 今回の検証結果には改良余地がたくさん残されています。条件式を足して頂いたり、数値を変更して検証することでオリジナルの売買ルールを作って頂きたいと思います。
 株価傾向が分かっていれば当然システムトレードの戦略作りに役立ちますし、裁量でトレードしている方にも役立つと思います。
 より多くの株価傾向を知る事が株式投資成功の近道ではないでしょうか。

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