「ハロウィン効果」 株は10月末に買え!!
こんにちは。KING-株です。
今日のテーマは「ハロウィン効果」アノマリーです。
「ハロウィン」とは、10月31日に行われるお祭りの事で、近年、日本でもよく話題になり盛り上がっておりますので、みなさんもよくご存知でしょう。この時期から約半年間、株価は騰がりやすくなるという株価傾向(アノマリー)です。
「セルイン・メイ」という相場格言をご存知でしょうか?訳しますと「5月に売りなさい」。つまり、株は5月に売れ!ということです。これは、株を売った5月以降から夏場にかけて株価が下がりやすくなる傾向があるからです。
そして、下落した株価が底打ちし、再び上昇する頃が10月末、この頃が「ハロウィン」の時期となりますので、「ハロウィン効果」と言われております。
株価上昇の要因としては、株式市場に資金が入って来やすいイベントが多い事にあります。11月は、機関投資家の資金が市場に入りやすくなります。12月はボーナス月であり、年末のクリスマス商戦の資金流人。新年1月を迎えてのご祝儀相場等、イベントをこなしつつ、春になり「セルイン・メイ」を迎えるわけですね。
では、この「ハロウィン効果」は本当なのか?という疑問がありますので、検証してみたいと思います。
東証一部に上場している全銘柄を対証とし、10月31日の奇り付きで買い付け、翌年の5月1日に手仕舞いするという条件で1990年~2020年までの30年間を検証してみました。

いかがでしょうか?
右肩上がりの資産曲線となっていますので、有効性のある株価傾向と言えるのではないでしょうか。
年別の勝率は21勝9敗で株価が上昇している年ばかりではありませんが、株価が騰がりやすい傾向にある事がよく分かりました。
まとめ
・「ハロウィン効果」は、有効性のあるアノマリー。
・10月31日に株を買って5月に売る戦略は有効。
という結果となりました。これからの投資戦略に役立てて頂ければれば幸いです。